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強精

強精とは、文字どおり精力を強めることをいいます。老年期にさしかかると精力が減退するのは、老化現象のひとつとして自然のなりゆきなのですが、人間は、下半身の衰えや視力・記憶力の減退などに対して、昔から強精の薬を追い求めてきたわけです。
漢方では性機能が減退している場合“腎虚”といいます。腎は腎臓、副腎、膀胱、生殖器が含まれています。副腎から分泌される性ホルモン障害により性機能は直接衰えることとなり、また、ストレスも大いに関係があります。“陰萎”(いんい)は早漏や不具、短小を心配して性交不能になることで、これは性的神経衰弱によるものです。
精力減退の対症療法としては、ホルモン投与が効果がありますが、これは一時的な効果しかのぞめません。
老年からの精力減退は、自然のなりゆきですから、漢方で老化を止めることはできませんが、青壮年者の場合、消耗性の疾患である糖尿病や精神的な原因の精力減退やインポテンツにはその原因でなるものの治療が前提となり、漢方的な処置が効果があります。
昔有名な専門家が天雄散(てんゆうさん)を用いていました。そして60歳になって衰えてきたものが回復し、子供を設けることができたと自らその効用を公開しましたが、配合されている烏頭の用量を誤って急逝してしまいました。天雄散は烏頭、朮、桂枝、竜骨からなる散薬でありますが、用量はとくに注意しなければなりません。しかも烏頭のように産地、種類によって成分の異なるものでは種々注意が必要です。


民間薬には

〔植物名〕 〔見出し番号〕
アシタバ 126
アマドコロ 130
イカリソウ 134
ウコギ 144
オニク 163
スイカズラ 242
セツコク 247
トチュウ 285
ニラ 295
ネズミモチ 300
ヤマノイモ 353


漢方薬には

〔漢方名〕 〔見出し番号〕
桂枝加竜骨牡蛎湯 けいしかりゅうこつぼれいとう 407
柴胡加竜骨牡蛎湯 さいこかりゅうこつぼれいとう 422
八味丸 はちみがん 489